Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.17.0/2.17.1 リリース

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Amazon Prime VideoのNext up等の邪魔な要素を非表示にする「Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.17.0 / v2.17.1」をリリースしました。

変更点

v2.17.0 - 2026/04/02

  • プライムビデオの新UIをサポート
  • 新旧のUIを判定してオプションダイアログ内の一部項目を調整・非表示するように
  • 左上の閉じるボタンを非表示にし、右上に同等のボタンを追加する機能の追加(新UI)
  • 新旧どちらのUIでもライブTVで必ずコードが実行されるように変更

v2.17.1 - 2026/04/03

  • Next up 1として判定する残り時間の閾値を4秒から6秒に変更
  • 「動画終了直前にNext upを自動クリックする」が有効な際の残り時間の高頻度の監視の最大期間を4秒間から6秒間に変更
  • 「実験的: 動画終了時に自動的に閉じた場合に次のエピソードを再生する」で監視処理が意図した通りに終了しないことがあった問題の修正
  • 「実験的: 動画終了時に自動的に閉じた場合に次のエピソードを再生する」で動画が閉じた際に一時的に画面を真っ暗にしていた処理を廃止
  • オプションダイアログ内のテキストの調整

2026年3月中旬頃から、Amazonはユーザーごとに段階的にプライムビデオの新UIの展開を行っています。新UIでは動画プレイヤーの構造が根本的に変更されたため、Auto hide next up cardの多くの機能が使えなくなっていました。

新UIにおいてAuto hide next up cardユーザーに最も関係のある変化は、自動再生が有効な場合のNext upのタイマーの挙動だと思います。これについては後述します。

旧UIでは再生/停止などの操作ボタンが画面のど真ん中にあったのでそれを下部に移動する機能を実装していましたが、新UIではデフォルトで下部に表示されるようになったので、下部に移動する設定は新UIの場合には非表示にするようにしています。操作ボタンを左下に表示する機能は、新UIの構造的な問題で面倒になったので、v2.17.1時点では新UI向けには実装していません。個人的に優先度が低い機能だったのであまり時間を割けませんでした。今後気が向けば実装するかもしれません。

旧UIでは動画を閉じるボタンが右上にありましたが、新UIでは左上に移動したようです。個人的に気持ち悪いと思ったので、非表示にして右上に同等のボタンを追加する機能を実装しました。非表示にした閉じるボタンの自動クリックと、Escキーのイベント発火を同時に行うことで動画を閉じることを試みます。私の環境では期待通りに動作しているように見えます。

v2.16.2まではライブTVで拡張機能を動作させるかどうかの設定を用意していましたが、v2.17.0では廃止し、ライブTVで必ず各機能のコードが実行されるように変更しました。これはその設定を考慮するのが面倒になったからですが、今のところは要素の非表示や縁取りが期待通りに機能しているように見えます。

ちなみにこの記事を執筆している時点ではプライムビデオはUIの段階的な移行期間だと思われ、通信に含まれるfreshStartというフラグを無効にすることで旧UIに戻すことが可能となっています。Xでの投稿や3月25日にリリースしたv2.16.2のダイアログ内でも触れましたが、今のところは以下のユーザースクリプトを使用して旧UIに切り替えることは可能です。Auto hide next up cardはv2.17.1時点では新旧どちらのUIでも動作するようにしていますが、いつ旧UIが廃止されるか分からないので、特別な理由が無ければ旧UIに切り替える必要は無いと思います。
https://gist.github.com/ryo-fujinone/ca42fd53d6d49256b21b6317eb385f25

新UIのNext upについて

プライムビデオでは「次のエピソードが存在する」という条件で動画終盤にNext upが表示されます。新旧どちらのUIでもNext upには「コンテンツごとにタイミングが決められたNext up(以降Next up 1)」と「動画終了の数秒前に表示されるNext up(以降Next up 2)」の2種類が存在します。正確には「おすすめの商品」もプライムビデオのコード的にはNext upの機能の1つなのですが、ここではそれをNext upとして扱うことはしません。

自動再生の設定が有効な場合、Next upには次のエピソードへの自動遷移のタイマー機能が付加されます。記事執筆時点で、新UIはこのタイマーの実装に問題があります。なお自動再生が無効な場合、自動遷移の機能は動作しません。また、旧UIでは自動再生が無効な場合にはNext upを非表示にするボタンが表示されませんでしたが、新UIでは自動再生の設定に関わらず「クレジットを観る」ボタンで非表示にすることが可能になりました。

プライムビデオはユーザーがマウスカーソルを操作している時などはオーバーレイ表示が有効になりますが、新UIのNext upのタイマーはこのオーバーレイの有効/無効に連動してしまっています。オーバーレイが無効の場合、タイマーが進みます。オーバーレイが有効になった場合、タイマーが止まります。その後、ユーザーが無操作状態を維持しオーバーレイが無効になると、タイマーの秒数はリセットされます。そして自動再生の自動遷移は、完全にタイマーに依存しています。これはつまり、Next up 2ではタイマーが0にならずに動画が終了すると、次のエピソードに遷移せずに動画が閉じてしまうことを意味します。

Next up 1については「クレジットを観る」ボタンをクリックしておけば問題無いので、Auto hide next up cardでは動画終了直前で無い限りはNext up 1だと見なして「クレジットを観る」を自動クリックするようにしています。

Next up 2については先述のようにオーバーレイに関わる挙動に問題があるので動画終了直前にユーザーがマウスなどを操作していると自動再生が期待通りに機能しませんし、何よりNext up 2の「クレジットを観る」ボタンをクリックすると自動再生が完全にキャンセルされます。次のエピソードが期待通りに動画終了に合わせて再生されるようにするために、v2.17では対処法を2つ用意しています。

1つが「動画終了直前にNext upを自動クリックする」オプションです。これは動画終了直前の1秒前にNext upをクリックすることで次のエピソードに遷移することを試みます。Next up 1か2かを判別する処理などは今後微調整する必要がありそうな気もしますが、私の環境では今のところはうまく動作しているように見えます。ただコンテンツ次第では終了ギリギリまで音声があることもあり、このオプションの相性が悪い場合もあります。完全に最後まで再生したい場合は、実験的という扱いにはしていますが次の方法を試してみてください。

対処法2つ目は、「実験的: 動画終了時に自動的に閉じた場合に次のエピソードを再生する」機能です。これは通信を監視して次のエピソードのIDを取得し、動画が自動的に閉じた場合には次のエピソードを自動再生するべく次のエピソードのIDを含むURLに遷移します。この機能は旧UIでは動画プレイヤーの状況次第ではページの更新無しに次のエピソードを再生することが可能だったのですが、新UIではページの更新が必須なりました。なおこの機能は、Chromeの場合、サイトに対して [音声] の権限を許可する必要があります。Firefoxの場合、サイトに対して [自動再生] の権限を許可する必要があります。

視聴中に動画プレイヤーを操作しない場合には自動再生のタイマーが適切に機能するはずなので、視聴に集中していたり、或いは垂れ流しみたいな状況だと、どちらの設定も不要だとは思います。

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藤乃音りょう