2020年から使用しているThunderbird Portableで問題が発生したのでポータブル版を導入し直した

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PortableApps.comで提供されているThunderbird Portableを2020年から使用しているのですが、128.6.1esrに自動的にアップデートされた後に以下のような問題が発生するようになりました。

  • ツール -> 設定 が開けない(無反応)
    「アカウントの設定」画面から「Thunderbirdの設定」をクリックしても無反応。
  • ヘルプ -> Thunderbirdについて でアップデートの確認ができない
    「内部エラーにより更新を確認できません。 から更新が利用可能です。」というメッセージが表示される。

128.6.1esrの問題なのかどうかを確かめるために最新のポータブル版をダウンロードして起動してみたところ、上記の問題は発生しませんでした。記事執筆時点でPortableApps.comで提供されているのは128.6.0で、128.6.1esrにアップデートしてみても問題は発生しません。そこでこれまで使用していたポータブル版のDataフォルダをコピーして環境の移行を行ったところ、それでも問題は発生しませんでした。

問題は解決したっぽいのですが、一応WinMergeでポータブル版のフォルダの比較を行ったところ、Thunderbirdの本体があるAppフォルダにチラホラと違いがあり、またポータブル版を起動するためのThunderbirdPortable.exeについてはこれまで使用していた方はファイルの更新日時を見るに2020年当時のバージョンのままでした。なおそれを見て2020年から使用しているということに気づきました。

試しにThunderbirdPortable.exeを新しい物で置き換えてみると、どうやら根本的な原因はそれだったのか先述の問題は発生しませんでした。Appフォルダに違いがあるのはこれまで使用していたからでしょうね。Appフォルダの中身が問題の原因というわけではありませんでした。

ただ最新のポータブル版では「Thunderbirdについて」で「Thunderbird, Portable Edition portableapps - 1.0」と表示されるのに対してこれまで使用していた方ではポータブル版だということが分かる表記がありませんでした。ポータブル版だとはっきりと分かるほうが良いと思うので、今後は新しい方のポータブル版を使用することにします。

藤乃音りょう