Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.5.0 リリース

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Amazon Prime VideoのNext up等の邪魔な要素を非表示にする「Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.5.0」をリリースしました。

この記事はv2.5.0における変更点について書いています。「Auto hide next up card for Amazon Prime Video」の概要については以下の記事をご確認ください。

v2.4.6からの変更点

  • Reactions(好き/好きではないボタン)を非表示にする機能の追加
    • オーバーレイ表示が有効な時にのみ表示することも可能
  • 中央のボタンを下部に移動する機能の処理の改善
  • オーバーレイの表示状態を検出する方法の改善
  • ダイアログのスタイルを修正

先月から好き/好きではないボタン(以降Reactions)に関する報告が私の元に来ていたのですが、私の環境では3月5日になってようやく確認できたのでまずそれに対応しました。通信を監視してみると私としては始めて見るフラグが存在しており、それの名前がshouldShowReactionsだったので私はこの仕様のことをReactionsと呼んでいます。(内部的にはtitleReactionsというのが正式名称っぽい?)

調査したところReactionsはNext upの表示に連動している仕様のようで、Next upと同じタイミングで画面左下に「◯◯はいかがでしたか?[好き] [好きではない]」という表示が出るようです(◯◯の部分は動画のタイトル)。また、Next upの非表示ボタンを押すとReactionsも消滅する仕様で、自動再生のオンオフの状態やNext upの表示タイミング次第で表示され続けるかどうかが決まるという仕様のようです。

Reactionsは要素に分かりやすいクラス名などが付いていなかったのでやや工夫が必要でしたが、なんとか非表示を実現することができました。なお通信をインターセプト・改竄してフラグの値を変更することでReactionsを無効化できることも確認済みですが、今のところAuto hide next up cardに通信を監視する類の処理を入れる予定はありません。やりたいことがDOMをこねくり回して出来るのであればそのアプローチで済ませる方針です。

オーバーレイの表示状態を検出する方法の改善は、オーバーレイ表示が有効な時にイントロスキップボタン、Next up、Reactionsを表示する際の処理の改善です。これまではオーバーレイが表示されている状態でターゲットの要素が出現したとしても一度無操作でオーバーレイを無効化させないとうまく表示/非表示の切り替えが出来ていませんでした。そこを適切に切り替えられるようにしました。

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藤乃音りょう