Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.10.4 リリース
Amazon Prime VideoのNext up等の邪魔な要素を非表示にする「Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.10.4」をリリースしました。
変更点
- ライブ配信(ライブTV)の動画プレイヤーをサポート(要オプション変更)
- ダイアログの枠部分をクリックするとダイアログが閉じてしまう問題の修正
- ダイアログのCSSの微調整
- ダイアログのテキストの更新
私が把握している限りでは、プライムビデオの動画プレイヤーの要素内に含まれるvideo要素はほとんどの場合1つだけですが、ライブ配信の動画プレイヤーは通常使用されるvideo要素の後ろにもう1つvideo要素が追加され、表示されるのは追加される方という仕様だということが調査の結果分かりました。Auto hide next up cardは動画プレイヤー内にvideo要素が1つだけという想定で設計されており、かつvideo要素が見える状態になったらメインの処理を実行するという実装だったので、v2.10.3まではライブ配信ではメインの処理に移ることができていませんでした。
そこで「ライブ配信の再生でこの拡張機能を使用する」というオプションを実装しました。これはvideo要素が2つ存在し1つ目が見えず2つ目が見えている状態なら順番を入れ替えるということを行います。既存のコードをなるべく変えたくなかったので、そういう意味ではvideo要素を入れ替える方法が一番シンプルな対処策だと判断しました。ただライブ配信以外に影響が出る可能性は0ではない(私が把握していない仕様があるかもしれない)のでオプションとして実装しました。このオプションはデフォルトでは無効にしています。
v2.10.4時点でライブ配信で動作確認が取れている機能は「オーバーレイ表示が有効な時に暗くならないようにする」「中央のボタン(再生/停止、戻る、進む)を下部に移動する」の2つです。他の機能についてはライブ配信では表示されない要素や発生しない挙動を対象とした機能のはずで、有効にしていてもライブ配信では何も起こらないと私は認識しています。ただ私は普段プライムビデオでライブ配信を視聴しないので、今回追加したオプションは実験的という扱いにしています。何か問題が発生する場合、サブスクになっていないライブ配信で再現性がある問題なのであれば対処しようとは思っています。プライムビデオのライブ配信はほとんどがサブスクで、無料体験があるにしてもわざわざ加入するのは嫌なので、今回追加した機能はプライム会員が視聴できる範囲でしかテストしていません。そういう意味でもライブ配信周りは不安が残ります。
「ダイアログのテキストの更新」についてですが、「通信の監視・改変」のツールチップにて広告ブロック系の拡張機能との併用は避けることを推奨する旨を表示するようにしました。「通信の監視・改変」以外の機能は通信に関与しないので広告ブロック系の拡張機能との併用は問題ありませんが、「通信の監視・改変」はxhookが広告ブロック系の拡張機能と干渉する可能性が高いです。
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