Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.10.3 リリース
Amazon Prime VideoのNext up等の邪魔な要素を非表示にする「Auto hide next up card for Amazon Prime Video v2.10.3」をリリースしました。
変更点
v2.10.1
- 「全てのNext upの非表示ボタンをクリックする」オプションを追加
- サジェストされたコンテンツが閉じた場合に念の為video要素を停止するようにした
- ダイアログのスタイルの調整
- ダイアログのテキストの更新
- リファクタリング(一部のオブジェクトをクラスで置き換え)
v2.10.2
- 広告の時間を取得するための正規表現の修正
- オーバーレイの表示状態の判定のために参照する要素の取得の改善
- ダイアログの外観を改善
- ダイアログにAbout/Creditsセクションを追加
- モバイル表示のnavbarにもダイアログを開くためのボタンを追加するようにした
- xhook.min.jsのURLの準備の改善
v2.10.3
- xhook.min.jsのURLの準備の改善
- Greasemonkeyのメニューにダイアログを開くための項目が追加されなかった問題の修正
「全てのNext upの非表示ボタンをクリックする」オプションについては、v2.9.0でNext upの非表示ボタンを自動クリックする条件を変更したので、念の為にそれを調整できるようにしておこうという意図で用意したオプションです。デフォルトでは無効にしており、今のところは有効にする必要は無いというのが私の認識です。自動クリックの条件などについては、このオプションのツールチップと、v2.9.0の記事をご確認ください。
「サジェストされたコンテンツが閉じた場合に念の為video要素を停止するようにした」については、私がAuto hide next up cardをテストしている時に何度か発生したプライムビデオの挙動に対処したものです。おそらくタイミング的な理由で発生してしまったのだと思いますが、サジェストされたコンテンツを閉じる処理を行うと裏で音声だけ流れるという問題が数回発生したので、それに対処しました。
v2.10.2でダイアログの外観を一新しました。合わせてGitHubのリポジトリのリンクと私の個人的なリンクを表示するAboutセクションと、使用しているライブラリ(今のところはxhookのみ)の情報を表示するCreditsセクションを追加しました。
「Greasemonkeyのメニューにダイアログを開くための項目が追加されなかった問題の修正」については、ユーザースクリプトマネージャーであるGreasemonkey/Tampermonkey/Violentmonkeyの中でもGreasemonkeyでだけ発生していた問題に対処しました。
「xhook.min.jsのURLの準備の改善」については、ユーザースクリプト用としてハードコードしていたCDNでホストされたxhookのURLを削除し、ユーザースクリプト版ではユーザースクリプトのヘッダーからxhookのURLを取得するようにしました。これはv2.10.1がChromeウェブストアで「リモートでホストされるコードが含まれている」という理由で弾かれたために行った変更です。サポートにv2.10.1の再審査のリクエストを送ったのですが、返答を見るに原因はCDNでホストされているxhookのURLをハードコードしていたことにあったようです。元々拡張機能版では使用されないURLでしたが、審査が通らない原因ならなんとかするしかなかったので、その辺りの改善を行いました。Manifest V3でリモートコードの実行が禁止されているのは知っていましたが、URLをハードコードしているだけでも駄目なんですね。だったら原因となる実装を行ったv2.7.0時点で弾いて欲しかったのですが…。正直今更そこ指摘されるんだという感じではありました。
既知の問題点として「ライブ配信でAuto hide next up cardの各機能が動作しない」という問題があります。私が今までライブ配信を考慮していなかったのが悪いのですが、この記事を書く少し前にこの問題に気づきました。video要素が1つだと思っていた箇所に、ライブ配信再生中のみ2つに増えるというのが動作しない原因で、これの対応はやや面倒そうな感じはします。まあ頑張ります。
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