Udemy「3種類のReactアプリケーションを構築して、Reactの理解をさらに深めるステップアップ講座」修了

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ShinさんがUdemyで公開している「3種類のReactアプリケーションを構築して、Reactの理解をさらに深めるステップアップ講座」というコースを修了しました。

Reactの基礎(JSX、コンポーネント、useState、useEffect)を学んだ人が、今持っている知識で何か作りたいと考えているのなら、ちょうど良い内容のコースだと思います。
Firebaseとの連携やReact Routerを使ったちょっとしたルーティングの設定は出てきますが、それを除くと先述のような基礎を学んだ人が作れるレベルの物を作っていくので。
一方で、基礎を学んだ人がコースタイトルにある「Reactの理解をさらに深める」や、コース解説にある「Reactの基礎は理解し「次に進んでみたい」「ステップアップしたい」という方におすすめの講座内容」という文言に惹かれて受講すると、物足りなく感じる可能性があります。私はCodeMafiaさんの「React(v18)完全入門ガイド」というコースとじゃけえさんの「Reactに入門した人のためのもっとReactが楽しくなるステップアップコース完全版」というコースをやって、細かいことでググった程度のReact歴ですが、今回のコースは物足りないと感じました。
Reactの基礎に慣れることは出来たと思いますが、理解が深まったとか、ステップアップ出来たとか、そういうのはあまり感じられませんでした。

作る物の内容や規模を考えると、Reactの基礎知識を活用したいという人には十分オススメ出来るコースです。受講者はそこまで多くないのですが、それでも星4星5の評価が多いのを見ると、Reactの基礎知識を活用したい人には合っているのだと思います。

ただ、そういった人に手放しで勧められるかと言われるとそうでも無くて、エラーハンドリングをあまり考えていないように見えるのはこのコースの欠点だと思います。
例えばfetchで正常なデータが取得出来なかった場合を考慮していなかったり。面倒だったのかもしれませんが、そういう場合は自分なら404や500でエラーを吐くaxiosを使います。
あとは、ポケモンの一覧を表示する目的でPokeAPIから各ポケモンの情報を並列で取得するということをやるのですが、そこでPromise.all()を使っていたり。目的にもよるのですが、今回の場合はまとめて取得して表示するだけだったので、Promise.allSettled()を使って取得してからfulfilledの物を表示させる方が良いんじゃないかと思いました。
他には、オブジェクトがnullなことが原因でエラーが出ているといった症状の質問がQ&Aにあったのですが、回答でオプショナルチェイニングという一番簡単な解決策を挙げず、コードでハッキリとした解決策も挙げていないところも気になりました。
どれもReactではなくJavaScriptの書き方的な部分ですが、どうにも気になってしまって…

次は、もう少しFirebaseのことを学んでから以下のコースをやっていこうと思います。

React

藤乃音りょう