Udemy「ReactとFirebase とWebRTCで P2P ビデオ会議システムを開発しよう!」修了

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はむさんがUdemyで公開している「ReactとFirebase とWebRTCで P2P ビデオ会議システムを開発しよう!」というコースを修了しました。

コースとしては、全体的にダラダラやりすぎかなという印象です。2倍速で再生していても遅く感じるくらいにはテンポが悪いです。話すのが遅いというのもそうですが、新しいことが出てきたらその都度ググってMDN等のページを映すという進め方なため、コードを書く手が頻繁に止まり、全体的に進行がスローペースになってしまっています。
コースとして公開するなら、何をやるかは各レクチャーの最初にスライドで説明しておくとか、MDN等を映した解説はまとめてやるとか、そうして欲しかったです。
また、頻繁なリファクタリング前提の進め方なのもテンポを悪くしています。正解のコードだけを書いていけとまでは言いませんが、一度完成形を作っている講師があえてそのような進め方をしているというのは、個人的にはかなり焦れったく感じました。
webRTCを活用するコードの基礎的な部分は知ることが出来たのでそれは良かったのですが…個人的には人を選びそうなコースだと思いました。私は、人に勧めたいとは思いませんでした。

12時間のコースですが、先述のような理由で、最終的なコードの量はそこまで多いものではありません。難易度的には、Reactのコード自体はそこまで難しいものではないと思いました。webRTCの処理に関しては、ざっくりと図でも解説されていますが、流れを負うのが少し大変でした。図はサンプルの「シーケンス図で処理フローを理解しよう」という動画でも確認出来ます。

コースはcreate-react-appで作成されるファイル郡からコースで使わないものを省いてpackage.jsonにMaterial UIを含めた物が用意されており、それを使用して進めるように指示されます。コースが公開されたのが昨年2月なこともあり、バージョンがReactはv17、Material UIはv4と、少し古いです。素直にそれを使用したりバージョンを合わせて受講する場合はともかく、最新の物と記法で書いていきたいと思う場合、Material UIはv4とv5で記法が変わってくるので注意が必要です。また、コース内ではFirebaseについては最新のv9の記法ではなくv8の記法が紹介されています。v9の記法で書きたい場合にも注意が必要です。
あとは、コース内では講師は成果物をgitで管理し、GitHubにリポジトリを用意し、逐一ブランチを切ったりして進められるのでgitやGitHubの基礎的な部分を知っておいた方が良いです。
gitで管理せずともコース自体は進められますが、gitを理解していないと講師のやっていることが分からないと思うので。

個人的に、今回のコースで出てくるReactのコードに関しては少し泥臭い設計だと思いました。ここはこう書けるんじゃないか?と思うような部分もあったので。ただ、私はまだまだReactの経験が浅いので、もっと他人のコードを読んだりして知見を広げていきたいです。

React,WebRTC

藤乃音りょう