「独習JavaScript 新版」を読んだ

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「独習JavaScript 新版」を読みました。積読になっていた本なのですが、著者のCodeMafiaさんがUdemyで公開している「プログラミング中級者になりたい人のためのクリーンコード入門」というコースを終わらせたのを機に、そろそろ読んでおくかと思ったので読みました。
読んだのはKindle版です。

私にとっては、基本的にはJavaScriptの基礎知識 + CodeMafiaさんがUdemyで公開している「ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」の再確認という感じの本でした。おそらく、私のように先にあのコースやっているか、或いはこの本のあとであのコースをやると、内容の既視感がすごいと思います。ただそれでマイナス評価になるというわけではなく、あのコースはJavaScriptの特性を知れる非常に良いコースだったので、それを本でざっと再確認出来るというのは個人的にはありがたかったです。

本とコースは基本的には内容が被っていますが、触れられていることは本の方が多いです。特にDOMやイベントに関してはコースでは最後のセクションで軽く解説されるだけですが、本ではそれぞれ章に分けて解説されています。コースだけの内容となると、ProxyとReflectに触れていることと、Vueがやっていることのイメージを掴むためのセクションがあるということでしょうか。
個人的にはそれの存在は無視出来ません。そのセクションはコースで学べる事を活かしてVueのreactive/effect/computed/仮想DOM作成と変更反映等の処理を再現するといった内容です。本格的な再実装では無いので人によっては物足りないかもしれませんが、コースで学んだことが理解出来ているかどうかが確認出来、Vueのイメージが掴める良いセクションです。
それがあるので、個人的にはJavaScriptの書き方を少しでも知っているならコースの方を勧めたいですね。JavaScriptを知らないなら本の方が良いと思いますが、プログラミング初心者が入門書として使うには若干難易度が高めかもしれません。

次は「JavaScript関数型プログラミング」という本を読むことにします。
というのも、以前CodeMafiaさんがYouTubeの動画内でその本を勧めていたことに加え、先日終わらせたクリーンコードのコースの最後で以降の学習のヒントとしてデザインパターンや関数型プログラミングについて学ぶことが挙げられていたためです。

デザインパターンについては、Patterns.devのデザインパターンのセクションを訳した方がいるようなので、そちらを読んでみようと思います。

Patterns.devのCommunity Patternsを見て以下のようなクリーンコードの資料があることも知ったので、そちらも読んでみようと思います。これも日本語訳があります。

藤乃音りょう